SREM’s diary

2020-01以降wowowなどで観た舞台の観劇記録

終わりよければすべてよし

2023-07-06 wowow

演出:吉田鋼太郎

出演:藤原竜也 石原さとみ 溝端淳平 正名僕蔵 山谷花純 河内大和 宮本裕子 横田栄司 吉田鋼太郎 廣田高志 原慎一佐々木誠 橋本好弘 鈴木彰紀 堀源起 長谷川祐之 齋藤慎平 山田美波 坂田周子 沢海陽子

400年前の演劇をなるべく忠実にさいげんするのが彩の国シェイクスピアの方針であり、蜷川が評価されている要因であるというのはわかる。だから現在では受け入れ難い処女観や価値観が物語をドライブしているのはあたりまえ。なのだが、どうしても演技が現代的で、そこに乖離を感じる。

歌舞伎のような伝統芸能なら、滅び去った価値観でも飲み込めるのだが、なまじ現代的な形式なので、その、齟齬にばかり目がいってしまった。

宝飾時計

2023-06-01 wowow

作・演出:根本宗子

出演:高畑充希 成田凌 小池栄子 伊藤万理華 池津祥子 後藤剛範 小日向星一 八十田勇一

演劇空間でしか成立しないカットバック。手法としては理解できるのだが、それを生身の人間がリアルタイムに実施してしまうことに舌を巻く。特に出ずっぱりの高畑充希には感嘆の声しかあがらない。さすが舞台女優。

NODA NAP版パンドラの鐘(1999年)

2023-05-11 wowow

作・演出:野田秀樹

出演:堤真一 天海祐希 富田靖子 古田新太 松尾スズキ 銀粉蝶 入江雅人 八嶋智人 明楽哲典 春海四方 戸谷昌弘 野田秀樹 張春祥 堀朋恵 豊川栄順 音室亜册弓

24年前の作品。その想いが未来に届き続けることを願わずにはいられない。

作演出が同じ人物ということもあってか、よりメッセージ性を強く感じた。そして役者陣の圧倒的なこと。比べても意味がない。20年の時を経ても遜色ない。

同時期に演じられた蜷川版も楽しみ。(少し間空けて見る)

2020

2023-04-28 wowow

作:上田岳弘 構成・演出:白井晃
出演:高橋一生 DANCER:橋本ロマンス

1人芝居というか、芝居もあるインスタレーション。物語は語りとダンスが互いに保管しあって紡がれる。結果として結末はふわふわしているものになっているが、それは見た側に落とし所を見つけるということでもある。

こういうのは凄く語りづらい。

ツダマンの世界

2023-04-21 wowow

作・演出 松尾スズキ

出演 阿部サダヲ 間宮祥太朗 江口のりこ 村杉蝉之介 笠松はる 見上愛 町田水城 井上尚 青山祥子 中井千聖 八木光太郎 橋本隆佑 河井克夫 皆川猿時 吉田羊

戦前戦中の文壇も、松尾スズキにかかればこうなる。キャストが楽しんで苦しんでいるのが伝わってくる。さすがです。

世界は笑う

2023-02-28 wowow

作・演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ

出演:瀬戸康史 千葉雄大 勝地涼 伊藤沙莉 大倉孝二 緒川たまき 山内圭哉 マギー 伊勢志摩 廣川三憲 神谷圭介 犬山イヌコ 温水洋一 山西惇 ラサール石井 銀粉蝶 松雪泰子

みる前はすげえ長いと思ってたけど、いざ見始めるとあまり長さは感じなかった。まあ、ちょっと詰め込みすぎかなとは思ったけど。

「東京のSF」同様、面白うてやがて悲しき、どこかズレてる人達のあれやこれや。昭和30年代前半は産まれる前だけど、幼い頃の思い出に繋がる部分も多々あって感慨深い。

そして出演陣が豪華に曲者揃い。うん、素敵。